音楽で森林浴

Britishurock(現在は死語?)を始め今までの好きな音楽を書いていきます。湯川先生に近づけるか?

恋愛の女王VS失恋の女王

裏覚えでしかなかった松任谷由実さんと中島みゆきさんの位置関係。

松任谷由実さんは荒井由実から始まってユーミンの愛称で呼ばれていて、『ひこうき雲』は知らないまでも、『ルージュの伝言』や『恋人はサンタクロース』などのヒットをあげていました。

逆に中島みゆきさんは『傷ついた翼』でヤマハのポップコーンで入賞、後に『時代』で世界歌謡音楽祭でグランプリを受賞するもそれでも、まだ世には知らしめているような感じではなく、どちらかと言えば研ナオコさんや桜田淳子に曲を提供していたものがヒットして、ご本人がブレイクしたのは『わかれうた』だったと思います。

そして、中島みゆきさんとユーミン犬猿の仲のように言われているけれど、そんな事はなく後に中島さんはユーミンを『尊敬している』と言っているようです。

また、さだまさしさんは中島みゆきさんの『時代』を聴いた時に『到底戦えない。別の宇宙を見ているよう。』と表現したり『良質の流行歌』と言っています。

特に詞の書き方が『わかれうた』は本当に失恋の歌ですが、道に倒れて誰かの名を呼び続けた事なんてないですよね。どちらかと言えば部屋に閉じこもってうだうだと泣いていると言うのが一般的だと思うのですが。その行為に想像すると泣き崩れてアスファルトを叩き振った男性を『なんで?』と思いながら泣き叫ぶ女性の情念のようなものを思います。それは『恨みます』にも出ています。

しかし、中島みゆきさんの曲はそういう所には重きを置いておらず実際は、アルバムなどに入っている曲の人間の普遍的な物を歌いたいと思うのです。

それは『地上の星』にも表れていると思います。比喩した内容の歌詞が多いですが、星はその時代に脚光を浴びなかった人々。遠くで光を放っていたけれど見辛いもの。

それは『糸』が結婚式で歌われてたりしている事にも表れています。

この地球と言う星で、唯一無二の存在でそれぞれに違うけれど共通する言葉は『愛』であります。続けることも、分かれることも最後は全て『愛』だと思います。


愛だけを残せ / 中島みゆき [公式]

 

 

 

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