音楽で森林浴

Britishurock(現在は死語?)を始め今までの好きな音楽を書いていきます。湯川先生に近づけるか?

1970年代に入りより多様化する

プログレッシブ・ロックの台頭

1960年の後半になってくると、サイケデリックの音楽に影響を受けたバンドが、ポップ路線とは乖離しはじめ、よりクラシックやジャズに傾倒し実験的な音楽で、1枚のLPの片面が1曲と言う長いものもあり、コンセプトにこだわりインストゥルメンタルの長い演奏で前衛音楽というジャンルにも属し、アートロック、シンフォニックロックとも呼ばれます。キング・クリムゾンのアルバム『クリムゾン・キングの宮殿』やイエスのアルバム『危機』はプログレの代表作品です。又、クィーンなどもどちらかと言うとこの音楽の分類に入ると思います。

 

グラム・ロック

時を同じくして、サイケデリックムーブメントが去った後に、煌びやかな異星人風のいでたちや、カラフルなヘアとメイク、ベルボトムにロンドンブーツと音楽よりファッション性が取り沙汰されたのが、グラム・ロックです。ポップ・ロック的でキャッチーな音楽を生み出しました。代表としてはマーク・ボラン、デヴィッド・ボウィです。こちらはマーク・ボランの死と共に消滅したような感じです。アメリカではニューヨークドールズがいました。

 

ハード・ロック

そして、イギリス内で起こってきたブルース・ロックやプログレッシブロックに影響された面々がよりハードな音楽に傾倒して、ギターをメインとしたロックがハード・ロックであり、レッド・ツェッペリンとディープ・パープルが代表格としてあげられます。又ボーカルの高音域の歌い方も特異な存在であり後のヘヴィ・メタルに当たるバンドの祖的な存在になりました。ツェッペリンロバート・プラントアメリカで、パープルのイアン・ギランとデヴィッド・カヴァーデイルはイギリスでソロ、又は他のバンドを組んでいます。

 

 

パブ・ロック

そんな中でロンドンのパブを中心に原点回帰的に派生しR&Bやフォークをミックスしたような音楽に、リアルな世界観を生み出していきプロレタリアートの心を鷲掴みにしたのがドクターフィールグッドやイアン・デューリー&ザブロックヘッズです。特にライブパフォーマンスに定評がありました。

 

 

パンク・ロック

そんなパブ・ロックからより過激に攻撃的に出てきて、衝撃的だったのがセックスピストルズでした。この時欧米では慢性的な失業率の高さがあり社会風刺的なものもありましたし、音楽で世界を変える的な物がありした。こちらもアメリカに飛び火しパティ・スミスなどがいます。それと同時にパンク四天王としてクラッシュ、ストラングラーズ、ダムドとピストルズとなっております。

 

ポスト・パンク

セックス・ピストルズジョン・ライドンが作ったP・I・L(パブリック・イメージ・リミテッド)やワイアー、ギャングオブフォー、ポップ・グループなどがあり、後のハード・コア・パンクに流れていきます。

 

 

ニュー・ウェイブ

先のパンクロックより少し遅れて出てきたのがニュー・ウェイブでザ・ポリスやザ・ジャム、エコー&ザ・バニーメン、アイルランドU2などがあり、このあと1980年代の中頃まで続きます。この後続くジャンルは当時は全てと言う位にニュー・ウェイブに属して紹介されていました。

 

レゲエ・スカ

スペシャルズやマッドネスなセレクター等の白人と黒人の融合しジャマイカに敬意を表す形で音楽を評しています。

 

エレクトロニック

ゲイリー・ニューマンやヒューマン・リーグが代表格でシンセサイザーフューチャーリングさせた、ポップな音楽です。

 

ニュー・ロマンティック

デュラン・デュランカルチャー・クラブデッド・オア・アライブロキシー・ミュージックデヴィッド・ボウイナイル・ロジャースがプロデュースした『レッツ・ダンス』の影響?)等のダンスミュージックに影響を受けて出てきました。

又、彼らは英国に限らず米国でもヒットしていました。

 

細かく分かれましたが、ここまでが自分たちの中ではニュー・ウェイブとされたバンドで各々にヒット曲があります。

 

ヘヴィ・メタル

それと並行して革ジャンにブーツ姿でどちらかと言うと男ぽっさがあり、それこそフライングVをこよなく愛する硬い音楽がヘヴィ・メタルとしてありました。バンドとしてはアイアン・メイデンリッチー・ブラックモアのレインボー、ブラック・サバスアイルランドのスィン・リズィー等があげられます。そして、こちらはスラッシュ・メタルの方に流れて行きます。

 

アイルランドを入れさせていただいたのは、当時UKチャートに入っていたからです。